映画 市川崑「おとうと」
2月28日(月)
丸亀総合会館で”名作映画まつり”があった。
市川崑監督の3作品「野火」「ぼんち」「おとうと」である。
仕事と時間の都合で「おとうと」だけを観た。
ヤツが丸亀文化協会の会員なので、招待券があったので、無料だった。
会場には200人位の観客がいた。
シルバー世代が殆んどだ。
おそらく私が最若年観客だっただろうーと思う。
昭和35年の作品だから、私が10歳の時である。
その昔、観たのではないか??という錯覚に落ちた。
子供の頃から、両親に連れられてよく映画館へ行った。
子供心に観たくもない映画に付き合わされていたのだ。
今、歳をとり、こうして観ると心に響く。
名作である。
岸恵子の気丈で美しい姉と川口浩のやんちゃな弟が繰り広げる話である。
幸田文 原作だから、父親役の森雅之はモデルが幸田露伴であろう。
義母役の田中絹代は新境地の老け役である。
みんな若い。
仲谷昇、岸田今日子の夫婦が出演しているが、まだ夫婦ではなかったと思う。
医師の浜村純が渋い。看護婦の江波杏子が若くてスリムだ。
映画「おとうと」と言えば、昨年の山田洋次監督作品が真新しいが、
ラストシーンの帯を手に結んで姉弟が眠る場面は、「これが元祖か!」なんだ。
吉永小百合と鶴瓶はリボンだった。
撮影は名カメラマン 宮川一夫。
総天然色だが、現像の際、わずかにカラー色素の銀を残す「銀残し」技法で、
くすんだ色調の画面でノスタルジックな雰囲気になっている。
脚本 水木洋子、音楽 芥川也寸志、そうそうたるスタッフである。
いい映画だった。
昨日 日曜日のことである。
丸亀総合会館で”名作映画まつり”があった。
市川崑監督の3作品「野火」「ぼんち」「おとうと」である。
仕事と時間の都合で「おとうと」だけを観た。
ヤツが丸亀文化協会の会員なので、招待券があったので、無料だった。
会場には200人位の観客がいた。
シルバー世代が殆んどだ。
おそらく私が最若年観客だっただろうーと思う。
昭和35年の作品だから、私が10歳の時である。
その昔、観たのではないか??という錯覚に落ちた。
子供の頃から、両親に連れられてよく映画館へ行った。
子供心に観たくもない映画に付き合わされていたのだ。
今、歳をとり、こうして観ると心に響く。
名作である。
岸恵子の気丈で美しい姉と川口浩のやんちゃな弟が繰り広げる話である。
幸田文 原作だから、父親役の森雅之はモデルが幸田露伴であろう。
義母役の田中絹代は新境地の老け役である。
みんな若い。
仲谷昇、岸田今日子の夫婦が出演しているが、まだ夫婦ではなかったと思う。
医師の浜村純が渋い。看護婦の江波杏子が若くてスリムだ。
映画「おとうと」と言えば、昨年の山田洋次監督作品が真新しいが、
ラストシーンの帯を手に結んで姉弟が眠る場面は、「これが元祖か!」なんだ。
吉永小百合と鶴瓶はリボンだった。
撮影は名カメラマン 宮川一夫。
総天然色だが、現像の際、わずかにカラー色素の銀を残す「銀残し」技法で、
くすんだ色調の画面でノスタルジックな雰囲気になっている。
脚本 水木洋子、音楽 芥川也寸志、そうそうたるスタッフである。
いい映画だった。
昨日 日曜日のことである。
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