FC2ブログ

縁台の端に寛永通宝

1月22日(金)

仕事でKさんの家に行った。
大正生まれのあばあさんだが、一人暮らしだが、可愛いい。
ガキの頃から、私を可愛がってくれている。

私が行くと「恋人が来たあー」なんて冗談を言う。
私は彼女のことを「ちよちゃん」なんて、ちゃんづけで呼んでいる。
とにかく愉快なおばあちゃんである。

楠井邸blog
旧家そのものの玄関

3時の休憩に、裏庭の蔵の前にある縁台に座って、
お茶をご馳走になっていた。
横にはつるべ式の井戸がある。明治の雰囲気がある。

縁台の端に寛永通宝が1枚あった。
「こなん所に銭があるでー!」
「子供の時、そこを掘って遊んどったら、それが出てきたんヨ」
「エッ エー ほんだら、もっと掘ったらええーのに」

びっくりだ。旧家なので掘れば、色んな物が出てくるような気がする。
それよりびっくり行天したのは
「そやなあー 縁台に置いたままやったワー・・・」

ざっと80年前に、縁台の上に寛永通宝を置いたままなのだ!
その間、触りもせず、動かしもせず、悠久の時が過ぎたのである。
一般の家では、考えられない現象である。
驚いたと言うよりも、感激した。

多度津の移り変わりを、縁台の上で見続けていた寛永通宝に乾杯!
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

No title

観音寺市では寛永通宝が地方限定で流通するニュース記事が出てましたよ。
プロフィール

haratetsu

Author:haratetsu
原哲(はら てつ)

1950年香川県生まれ
丸亀高校卒
金沢大学中退(工学部電気工学科)
洒落集団「滑稽倶楽部」主宰
1999年から多度津商工会議所会報でエッセイ連載中(月刊)
漫才やコントの脚本、川柳、俳句に興じ、尺八を吹き、
チェロを弾く
多度津町在住

※エッセイ集「滑稽倶楽部」 1260円
  2006年12月出版
  お譲りします

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード