FC2ブログ

西行庵

9月30日(月)

隣町 善通寺 吉原地区 山の中腹に「西行庵」がある。
漂泊の歌人 西行法師が、少しの期間だが、住み暮らした庵だ。

この近くに、昔からのお得意先があるので、
仕事に来た時 たまに立ち寄っている。

西行庵blog
西行庵
たまたま 独りの歩きお遍路さんに出会った


鎌倉幕府は、いいくに 1192年。
それより50年前 西行は、23歳で出家した。
名門に生まれるが、世捨て人になった。
諸国を巡る漂泊の旅に出て、多くの和歌を残した。

尾崎放哉 種田山頭火に通ずる漂泊詩人の”元祖”かもしれない。

四国への旅の際、善通寺に庵を結んだ。
崇徳院上皇を慕い、坂出の白峰寺をも訪ねている。
その霊を慰めたと、伝えられている。

弘法大師の巡礼もしたようだ。
善通寺は、弘法大使の生誕地でもある。

その後、高野山に戻り、東大寺再建の勧進を奥州藤原氏に行った。
源義経 弁慶に会っているかもしれない。

西行庵の前に佇み、850年前に想いを馳せた。

大好きな和歌
「願はくは 花の下にて 春死なん、そのきさらぎの 望月のころ」

(訳 今の私の望みは 桜花の下で ひっそりと 死にたい
   出来るなら 2月の満月の夜がいいなあー 訳=原哲)


無欲の 詩的な 潔い 生きざまだった。
憧れの西行法師である。
スポンサーサイト

ヤツの老人手帖

9月28日(土)

ヤツの60回目の記念すべき誕生日 前日に、
町役場から文書が届いた。

開封して、「いやだーあー」とヤツが叫んだ。
私「どしたんや?」「びっくりするがー」

「だって こんなもん が きた!」
老人手帖だ。

私「おめでとー」「ざまーみろ」

老人手帖blog
白紙 多度津町老人施設利用許可証
赤紙 お試し回数券
黄色 コーヒー無料券

町の健康センターにある風呂に無料で入浴できる。
コーヒーの無料券もある。

実は私も3年前にもろた。
あの時 ヤツは、せせら笑った。
「いいわねー」と。
「クソー・・・」

その日のうちに捨てようと思ったが、未だに机の中に置いてある。
1度も使ったことがない。


私「それ持って、風呂に入りに行ったら ええがー」
ヤツ「いやヨ 冗談 やめて」

本日は、ヤツの誕生日だ。
この文章は、私からの ささやかな ”バースデイ プレゼント”である。


最後に1句
 ※ 妻にきた  老人手帖  ざまーみろ
  

広島カープ

9月27日(金)

息子は、何故か 熱烈な”カープファン”だ。
いきさつは判らない。
ヤツの父親 岳父も広島ファンだった。
その影響かな。

1昨日 クライマックス出場を決めたので、
昨日のスポーツ新聞を総なめに買って来た。
「これ 見て」「凄いやろ」「16年ぶりやで」と言うが、
私はさほど興味がない。

まるで、優勝でもしたかのような喜び方である。
万年Bクラスだから、なお更 嬉しいのかもしれない。

広島カープblog
9/26(木) のスポーツ新聞


私は子供の頃から巨人ファンで、ガキの頃は、
ジャイアンツの野球帽ばかり被っていた。

ところが、江川事件 桑田事件から、だんだん巨人ファンから遠のいた。
そうなると、野球そのものに興味がなくなる。
でも 今 「どこのファン?」と聞かれると、「広島ファン」と答えるだろう。
息子の影響かな。

息子は、年に何度か広島へ行き、赤いメガフォンで応援しているようだ。
中でも 非運の大投手 早逝した 巨人キラー 津田恒実選手を 特に好きなようだ。
”炎のストッパー”の代名詞がある。

広島カープの選手なら 全員好きみたい。
私も その影響を受け、
新聞見てでも、広島カープの勝敗 順位が気になっている。


息子の前で、広島カープの悪口は言えない。
別段 言うことでもないが・・・

映画「風立ちぬ」

9月26日(木)

夏場 休日なしで、馬車馬の如く走った。
熱中症かな?と思ったことも数度あった。

9月初旬 夕刻 「今日 もう 仕事やーめた」と映画館へ行くことにした。
原作 脚本 監督 宮崎駿 「風立ちぬ」だ。 

私は、自分でも思うのだが、結構 好みがキツイ。
喰い物は、冒険しない。
同じものばかり喰っている。

住まいは、布団が敷ける小さな部屋があればいい。
衣装は、綿パンとパナソニックのポロシャツで充分だ。

話は映画のことである。

私にも好みがあって、アニメは観たことがない。
ホラーは嫌いだ。
暴力シーンも嫌いだ。


宮崎作品は全く観ていない。
でも、この映画は、以前 予告編を観て、「観てみたい」と思っていた。

公開 終わる前に、劇場で観たかった。
好きな映画だった。
私にとっては、今年1番の映画かな。

ファンタジーでなく、大正時代の純愛物語だ。
映画観て、まずは画像が綺麗。
ストリーが理解できる。
反権力 反権威がある。
いい作品だった。

先日、同窓会「志士丸会」で軽井沢へ行ったものだから、
なお更 この映画に親近感を持った。
ホテルのシーンは、おそらく”万平ホテル”だろう?
私もここで、友とお茶をした。

風立ちぬblog
軽井沢でのシーン

試写会では、宮崎監督自身 観て泣いた らしい。
私も泣いた。

後日の新聞で、「宮崎駿監督 引退」を読んだ。
惜しまれているが、もう充分 監督の役目 果たしたように思う。

最後に1句
 ※ 初めて観  最期のアニメ  風立ちぬ

金沢慕情「小料理 おふくろ」

9月25日(水)

先日の夕食に、アジの塩焼きがあった。
何てことはない わが家の食卓風景だったのだが、
その時 何故か 学生時代を思い出した。

アジblog
アジの塩焼き ウエルダム

40数年前、
北陸 金沢の地で、貧乏学生だった。
奨学金が入った時、
バイトした時、
更に 友人 K 君の仕送りが来た時、
小料理 腰掛けの店「おふくろ」へ行った。
(友の仕送りをあてにしていた いやな男だった)

金沢 橋場交差点を浅野川に向かって右に曲がった所にあった。
主計町(かずえまち)茶屋街とは反対側だ。

おばちゃんがひとりで切り盛りし、カウンター席 7席だけの小さな店だった。
その頃から私は、”おっさんみたいな”呑み方をしていた。

工学部電気工学科の優等生 K 君と
ビールから熱燗に変え、アジの塩焼きを注文して呑んだ。

その頃 朝飯抜きの1日2食で、昼は学生食堂でタイムランチ。
当時 80円。
夜は近くの食堂。

「おふくろ」で散財?するのは、ほんのたまの出来事だった。
ほろ酔い加減で、わびしい下宿に帰ったのを思い出した。

最後に1句
 ※ 金沢を  アジの塩焼きで  思い出す
プロフィール

haratetsu

Author:haratetsu
原哲(はら てつ)

1950年香川県生まれ
丸亀高校卒
金沢大学中退(工学部電気工学科)
洒落集団「滑稽倶楽部」主宰
1999年から多度津商工会議所会報でエッセイ連載中(月刊)
漫才やコントの脚本、川柳、俳句に興じ、尺八を吹き、
チェロを弾く
多度津町在住

※エッセイ集「滑稽倶楽部」 1260円
  2006年12月出版
  お譲りします

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード